110年という歴史を刻んできたこの家は、昔からの良さを生かすため、土壁工法を採用し改修しました。土壁とは土を主材料とし左官工事により作られる壁の総称です。小舞(こまい)と呼ばれる竹を下地とし、仕上げには、土物砂壁、大津壁、漆食壁、色砂壁、繊維壁塗り等様々な手法で仕上げることが可能です。自社大工によるきめ細かな技術により歴史のある家が、その趣きを残しつつもより暮らしやすい家へと生まれ変わりました。